記事の内容
- 型変換(キャスト)とは?
- キャスト演算子を使った型変換
- キャスト演算子を使わなくてもよい型変換
- まとめ
型変換(キャスト)とは?
Javaでは変数の宣言時に型を定義しており、型の違う値や変数を変数に代入することはできません。しかし、一定の条件を満たした場合のみ型の違う値や変数を代入することが可能となります。
これが型変換と呼ばれるもので、キャストとも言います。
型変換を行う際はキャスト演算子と呼ばれるものを使います。また、場合によってはキャスト演算子を使わなくても型変換を行えます。

このように範囲の広い型の変数に対して範囲の狭い範囲の型の値や変数を代入する場合はキャスト演算子を使わなくても型変換を行うことができます。
ただし、long型からfloat型への型変換については64bitから32bitへの変換になっており、必ずしも小さいサイズから大きいサイズへの変換ではないことに注意が必要です。
キャスト演算子を使った型変換
double型からint型に型変換を行いたい場合を想定してみましょう。
double d = 10.5;
int i = 0;
i = (int)d;
()を使い、その中に変換したい型を記載します。
この時、変数iには10が代入されます。0.5の部分に関しては切り捨てられます。
キャスト演算子を使わなくてもよい型変換
次にキャスト演算子を使わなくてもよい型変換についてです。
これは普通に代入をする書き方で問題ないです。
以下はint型からdouble型に型変換をする例になります。
double d = 10.5;
int i = 5;
d = i;
この例ではiに5を代入しましたが、dの中身は5.0になります。
int型では小数点以下の値は扱えないので、double型に合うように小数点以下に0を補完してくれています。
まとめ
今回はJavaの型変換について解説をしてきました。
キャスト演算子を使うパターンと使わなくてもよいパターンを把握して型変換のコードを書いてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。